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令和 4年第4回定例会(第4号12月15日)

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  1. 広陵町議会 2022-12-15
    令和 4年第4回定例会(第4号12月15日)


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    令和 4年第4回定例会(第4号12月15日)             令和4年第4回広陵町議会定例会会議録(4日目)                 令和4年12月15日               令和4年12月15日広陵町議会               第4回定例会会議録(4日目)  令和4年12月15日広陵町議会第4回定例会(4日目)は、広陵町議場に招集された。 1 出席議員は、13名で次のとおりである。    1番  坂 口 友 良          2番  堀 川 季 延    3番  千 北 慎 也          4番  山 田 美津代    6番  山 村 美咲子(副議長)     7番  坂 野 佳 宏    8番  谷   禎 一          9番  吉 村 裕 之(議長)
      10番  吉 村 眞弓美         11番  岡 本 晃 隆   12番  青 木 義 勝         13番  岡 橋 庄 次   14番  八 尾 春 雄 2 欠席議員は、5番  笹 井 由 明 3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は、次のとおりである。   町     長  山 村 吉 由     副  町  長  松 井 宏 之   教  育  長  植 村 佳 央     理事兼都市整備部長                                 中 川   保   まちづくり政策監 中 村 賢 一     企 画 部 長  奥 田 育 裕   総 務 部 長  藤 井 勝 寛     けんこう福祉部長 吉 田 英 史   住民環境部長   小 原   薫     地域振興部長   栗 山 ゆかり   危機管理監    中 川 雅 偉 4 本会議の書記は、次のとおりである。   議会事務局長   鎌 田 将 二   書     記  平 本 真 岐     書     記  島 田 剛 至 ○議長(吉村裕之君) ただいまの出席議員は13名です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。     (A.M.10:00開会) 日程番号      付 議 事 件  1 一般質問 ○議長(吉村裕之君) それでは、日程1番、一般質問を行います。  12月14日の一般質問に続き、3番、千北慎也議員の発言を許します。  3番、千北議員! ○3番(千北慎也君) 皆様、おはようございます。異例のといいますか、3日目に一人というところで集中して聞いていただけるかなと思いますので、1時間お付き合いいただきますようによろしくお願いいたします。  それでは、議席番号3番、千北慎也でございます。ただいま議長からお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。大きく2点につき、質問をいたします。  一つ目、大阪・関西万博を活用し、観光もできる靴下のまちに。  2025年日本国際博覧会、いわゆる大阪・関西万博が3年後に迫っており、開催期間の半年間で、何と2,820万人の来場者数が見込まれております。日本国際博覧会協会は、万博のテーマに関わる地域の魅力を国内外に発信し、万博来場者の拡大を目指すとともに、各地域においても万博のテーマに関わる地域資源を活用した魅力的なコンテンツ観光誘客に取り組むことを期待しています。広陵町としては、この万博観光を十分に活用し、万博をてこに広陵町の観光産業の振興を図る絶好の機会だと言えるでしょう。現状の観光資源としては、寺社仏閣や遺跡などが中心だと思いますが、ここに地域ブランドとしても推進をしている「広陵くつした」を加えることができないでしょうか。靴下産業観光客が見込めるようになれば、「広陵くつしたそのもの知名度向上ファン獲得にもつながり、製造業及び観光業の両面に好影響が見込まれると考えます。  以上を踏まえまして、次の点につき、質問いたします。  1.現状の広陵町における観光資源は。  2.靴下工場も十分な観光資源になり得ると思うがどうか。  3.「くつしたの町」を観光資源にするためには、どのような整備が必要か。  二つ目でございます。  使える、生きる、ふるさと納税の運用をと題しまして、質問させていただきます。  全国的にふるさと納税が拡大を続けており、2021年度、昨年度の寄附額は全国で8,302億円と2年続けて過去最高額を更新されました。広陵町のふるさと納税額もなりわいの活躍のおかげもあり、拡大を続けております。昨年度、2021年度で7,500万円超、今年度はさらに増額の見込みと聞いており、今後の拡大も期待されます。  一方で、ふるさと納税は、制度の開始以来、何とか寄附額の増額を図ってきたものですが、その頂いた寄附金をどのように使っていくのかということが各地域で課題になってきております。広陵町としても、令和4年3月末日時点で、みどりのふるさと応援基金として約9,400万円を積み立ててございます。返礼品の開発に引き続き取り組むとともに、寄附の使途、使い道ですね、使い道で応援してもらえる自治体となることが、今後も継続的にふるさと納税納税額を増やすことになり、ひいては広陵町のファンを増やすことにつながるのではないでしょうか。  以上を踏まえて、次の点につき、質問をいたします。  1.これまでふるさと納税で集めた寄附金はどのような事業に使ってきたのか。  2.今後どのような事業にふるさと納税を使うのか。  3.町外の方にも応援してもらうことができ、成果が見えやすいプロジェクトを設けるのはどうか。例えば、靴下の市の支援に充てるのはどうか。  以上でございます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) ただいまの質問に対し、答弁をお願いします。  山村町長! ○町長(山村吉由君) 皆さん、おはようございます。千北議員さんの御質問お答えを申し上げます。  1番目の大阪・関西万博を活用し、観光もできる靴下のまちにということでの御質問でございます。  2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」は4月13日から10月13日までの184日間、テーマを「いのち輝く未来社会のデザイン」として、大阪市此花区の夢洲において開催されます。公益社団法人2025年日本国際博覧会協会では、期間中2,820万人の来場者を想定されており、大阪・関西万博が開催されることで、インバウンドによる観光業の復興をはじめ、各分野でのコロナ禍からの再生が期待できるところでございます。  一つ目の現状の広陵町における観光資源についての御質問お答えいたします。  議員御承知のとおり、本町の観光資源は、百済寺や大福寺などの寺社仏閣や、竹取公園、馬見丘陵公園周辺古墳群などがございます。巣山古墳につきましては、国指定特別史跡に指定されており、重要な観光資源となるもので、平成12年度から史跡整備発掘調査が行われており、今後は、竹取公園と馬見丘陵公園とを連携させた観光周遊ルートを検討しております。  二つ目靴下工場観光資源になり得ると思うがどうかとの御質問についてお答えいたします。  靴下製造業者の密集する地域での靴下ロードの散策や、工場見学ができるオープンファクトリーの開催など、ふだん見ることのできない工場内での製造過程を公開し、見学だけでなく体験や歴史的、文化的な背景を組み合わせることで、見て、触れて、体験する観光資源となり得る可能性は十分にあると考えます。  最後に三つ目の「くつしたの町」を観光資源とするためにどのような整備が必要かとの御質問でございますが、本町の靴下産業は、全国屈指生産量を誇り、高い技術力とそれに裏づけられた品質の高さは誇るべきものでございます。しかしながら、OEMが主体の製造形態であることから、「くつしたの町」としての認知度はそれほど高くございません。  そこで今年度、ファッション業界に精通したアドバイザーを招聘し、広陵くつしたブランディング展開事業を進めており、靴下事業者へのヒアリングを基に現状を把握し、持続可能な地場産業であり続けるため、月2回、アドバイザー、KoCo−Bizセンター長とともに関係機関が集まって協議を重ねております。  「広陵くつした」の知名度向上のため、靴下のみならず、足元に関わるイベント等を展開し、「広陵くつした」とともに「広陵町」をブランディングしていく方向性で検討をしております。この展開事業中間ゴールを2025年大阪・関西万博としており、靴下産業の発展とともに靴下観光資源としたブランディングを進めてまいります。  2番目の使える、生きる、ふるさと納税の運用をということについてでございます。  議員御承知のとおり、本町におけるふるさと納税寄附額は、令和3年度において7,584万1,000円で、今年度においては、11月末現在で約5,000万円を超え、順調に推移しており、当初目標としていた1億円を超える見込みでございます。  ふるさと納税は、ふるさとやお世話になった自治体等に感謝や応援の気持ちを伝える制度であるとともに、税の使い道を自分の意思で決めることができる制度で、地域においては、地域資源を最大限に活用した返礼品を準備することで、地域経済活性化が図られるものでございます。  また、タウンプロモーションの効果もあることから、令和3年度からふるさと納税連携協定を締結している曽爾村との共通返礼品を提供し、両町村の魅力発信を行っております。  一つ目のこれまでふるさと納税で集めた寄附金はどのような事業に使ってきたかとの御質問についてお答えいたします。  まず、令和元年度は、タウンプロモーション事業としてかぐや姫フィギュアの設置、プロモーションビデオ作成及びかぐや姫まつり等の事業に使わせていただきました。令和2年度では、タウンプロモーション事業のほか、図書館視聴覚室改修費用として、また、令和3年度におきましては、竹取公園ローラー滑り台の改修や見立山公園西谷公園遊具設置といった公園環境の整備に使わせていただきました。  寄附者には、毎年使い道をはがきで報告するとともに町ホームページ等に公表させていただいております。  二つ目の今後どのような事業にふるさと納税を使うのかとの御質問についてお答えいたします。  現在、ふるさと納税使い道といたしましては、花讃道プロジェクトと町長にお任せの2種類の使い道を選んでいただいております。  花讃道プロジェクトに頂きました寄附金につきましては、本町と奈良県がまちづくりに係る包括連携協力協定を締結して進めております「公園を核としたにぎわいのまちづくり」に使わせていただきます。  また、町長にお任せにつきましては、町内トイレピカピカ作戦として、町内の公園や観光施設トイレ改修に使わせていただくことを検討しております。公園等の屋外にあるトイレはいまだ和式トイレもあり、暗くて汚い、または男女が共同といったトイレが多くございます。  寄附者の皆様が本町を訪れていただき、来てよかったと本町のファンになっていただけるよう整備を進めてまいります。  三つ目の町外の方にも応援してもらうことができ、成果が見えやすいプロジェクトを設けるのはどうか。例えば、靴下の市の支援に充てるのはどうかとの御質問についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、ふるさと納税は、税の使い道を決めていただく制度であるため、寄附者が賛同できる使い道であることが重要でございます。最近のふるさと納税は、返礼品競争が過熱しており、寄附者が選んだ使い道で応援した地域がどうなったかが見えず、事業者販売ツールの一つになっているように感じられます。  これからのふるさと納税返礼品で選んでいただくのではなく、税の使い道で選んでいただける工夫が必要でございます。  今後も寄附者に選んでいただける税の使い道を検討し、本町のファンを増やしていきたいと存じます。  また、議員御提案の靴下の市の支援につきましては、広陵靴下組合に対し、広陵靴下組合地場産品販売促進事業補助金として40万5,000円を補助しております。今後、靴下の市だけではなく、靴下産業が持続可能な地場産業として発展していくための支援を行っていくため、ふるさと納税使い道として適当かを検討してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) それでは、2回目の質問に入っていただきます。  千北議員! ○3番(千北慎也君) 御答弁いただきまして、ありがとうございます。  そうしたら早速一つ目の大阪・関西万博での万博観光についての部分から再質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、広陵町議会においてもちょっと過去の情報等を見てみますと、平成30年9月議会で、2025年国際博覧会の誘致に関する決議というものを出されておりまして、奈良県における産業振興観光文化交流等を促進するとともに、地域の振興や住民の生活向上にも寄与することが期待できるとされておりまして、基本的には万博に対しては、前向きなというか、見解を議会としても示しておりまして、その万博をてこにして、産業の振興を図っていこうというスタンスはみんなの共通意識としてあるのかなと考えております。その上で、ちょっと万博に向けた観光整備の前段階の部分で質問をさせていただきたいんですけれども、まずもって、広陵町の靴下産業自体をどういうふうに捉えているのかというところをお伺いをさせていただきたいと思います。  私、質問の中で靴下産業そのものコンテンツにして産業として捉える、要するに靴下を作って、物を売っていくという、二次産業としての捉え方だけではなくて、いわゆる三次産業的な意味で、靴下産業として広陵町に人を呼んでこれる、そういうコンテンツとして考えていくべきではないかというような趣旨の質問等をさせていただいているわけですけれども、その辺り、広陵町としても靴下産業を二次産業だけで見るのではなくて、人を呼び込むこともできるコンテンツとして捉えて、しっかりそこの点もPRしていくという方針はあるのかどうかという点、お伺いさせてください。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  千北議員の御質問お答えをさせていただきます。  今までは靴下産業というのは、一つの産業として捉えさせていただいて、地場産業を持続可能なものにするためにどうすればいいかというような観点から考えてまいりました。しかし、近畿経済産業局との連携の下、靴下というものをどのように考えるのかというふうにいろいろ検討していく中で、やはり靴下というところもフックにしながら観光を推進していったほうがいいのではないかということで、以前に運輸局観光アドバイザリー会議というところでもその御提案をいただいておりますので、その方向に向けてちょっとかじを切り直しをいたしました。今年度、町長の答弁にもございましたけれども、ファッション業界に精通したアドバイザーにお越しいただいて、靴下というものを改めて見直して考えたときに、広陵町が靴下の聖地であるというのではなくて、広陵町と靴下を一緒にやはり知名度を向上させていくためには、靴下だけではなく、生活、健康、ファッションなどを足元から大切にするまち、そういうまちとして何かPRができないか。今、けんこう推進課のほうで、骨折ゼロそれから健康のまちという形でいろいろしていくという中で、私たちも靴下を一つのフックにしながら健康というものを、足育というものも捉えてやっていきたいというふうに今考えております。そういうところからイベント等もさせていただきながら靴下を観光の一つとして考えたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。産業、要するに二次産業製造業という枠にとどまらず、靴下がうまく活用されているという方向で理解をいたしました。ということで、その大きな方針がある中で、御答弁の中にもございましたけれども、一つ2025年の大阪・関西万博を区切りにして、そこを目指して環境の整備を行っていくという方針が大事になってくるのかとは思います。  それを踏まえた上で、少し具体的な部分の質問に移っていきたいと思います。  観光整備といって何をしていけばいいのかというと、要するに整備を行っていくという面、ハード面の整備、ソフト面の整備というところと、後は中身ですね、どうやってPRしていくのかという点、大きく二つに分かれてくるかと思いますので、そういうすみ分けで少し質問をさせていただければと思います。  まずハード面の整備というところで幾つか観点があると思うんですけれども、実際に見てもらう観光資源になるものそのものと、あとおまけ的なものがあるかと思っておりまして、中心になるのはやはり何かといいますと広陵町で言うのであれば、今実際動いている工場でありますとか、製造現場というものが観光資源ハード面の中心になってくると思います。今実際、靴下メーカーさんそれぞれの動きを見ておりますと、それぞれの会社さんごとに自分たちの工場をリノベーションされたりでありますとか、自分たちブランドのことを見ていただける施設をオープンされたりでありますとか、もともとあった敷地の中でセレクトショップを展開されたりでありますとか、工場プラスアルファで見ていただける施設の展開というのを各社さんで展開されているところだと思います。そういう形でどちらかというと、民間企業というか、靴下メーカーさん、製造業さんのほうが先に物を売るだけではなくて、ブランドの発信をする拠点をつくっていこうという形で動き出してきているわけですけれども、そこに対して、広陵町としてはどのような形で関わっていこうと考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  確かにいろいろな靴下の工場、製造業者のほうが自分たちショップをつくっていろいろ展開をされているというところは承知をさせていただいております。  その中で、当然工場の横にショップを建てるということは自分たちのやっていることをしっかりとPRしようとしているところなんですけれども、ただ、そこにお越しいただくというところを考えますと、やはり外に対して、広陵町の靴下をPRしていく必要がございます。広陵町の靴下をやはりPRしていって、初めて広陵町にお越しいただく。来て知ってというんじゃなくて、やっぱり来ていただくというような、そういう何か仕掛けが必要なのかなというふうにも思いますので、行政としましては、やはり外に対して広陵くつしたのPRも必要なのかなというふうには考えております。  以上です。
    ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。おっしゃるとおりかなと思います。しっかり民間企業さんがやっていらっしゃる取組というものを把握して吸い上げてその情報をいかに総合的に町外に発信していくのかという部分の調整役が行政としての役割になってくるのかなと考えております。  その中で、もう一度位置づけを見直さないといけないのがくつした博物館であるかなと思います。先日、青木議員質問のほうでも今後できるであろうタビオさんの新しい配送施設プラス博物館的なものと、広陵町でやっているくつした博物館をどういうふうにすみ分けしていくのかという御質問もあったかと思います。ここでですけれども、各社さん、それぞれ趣向を凝らした自分たちの見てもらえる工場づくりオープンファクトリーづくりを進めている中で、やはり同じクオリティーのものをくつした博物館で実現していくというのは、非常にハードルが高いように感じております。本来の博物館の言葉の意味に沿うように、例えば古い靴下の機械を置くとか、博物館という言葉からは連想されるわけですが、グリーンパレスのあの場所に、機械を置くことがやはり適切なのかどうかと言われれば場所の関係もありまして、それはあまり効果的な策ではないように思います。  そこで提案なのですけれども、くつした博物館自体は、それぞれ民間企業さんが進めていらっしゃる自分たちの工場のオープンファクトリー化の窓口になるような施設として町としては発信をしていただいて、とりあえずくつした博物館にさえ来ていただければ、町内のどこに何があってそれぞれの施設の何が魅力なのかということが分かるような、そういうベースキャンプといいますか、ベースになるような場所として活用、位置づけを行って整備を行っていくべきかと思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  もちろん千北議員のおっしゃるとおりだと私は思います。当初、博物館というところは、アンテナショップとして立ち上げさせていただきました。ただ、名前をエアランドという名前からくつした博物館という名前にしたいということで、靴下業者の話し合いの下、この名前が決まったわけなんですけれども、ただ、コロナ禍なのか、オープンをさせていただいて、大きな看板をつくったところ、博物館という名前だけが独り歩きしまして、靴下を見れるというよりも靴下の歴史の分かる大きな博物館だという、そういうイメージがすごく強かったもので、なかなかショップとしての認識というよりも博物館が先に行ったような形になっております。ただ、あの場所でこれから大きくしていくのかということになりますと、なかなか難しいと思いますし、やはり靴下を販売しにいってもこの靴下の良さを伝えるというところがなかなかやはり各それぞれの事業所の思いを届けるということはかなり難しいことだと思いますので、言われますように、そういうベースキャンプみたいな、拠点みたいなつくり方をして、そこに来れば広陵町の靴下事業者のことを全て紹介してもらえるというようなそういう拠点にしたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ぜひともよろしくお願いいたします。今の何となく物販、何となく年表を貼っているだけだと非常に中途半端なままかなと思いますので、その辺りはしっかりすみ分けをした上で、取組を進めていただけたらと思います。  あとは、靴下工場本体以外の点で幾つか御提案なんですけれども、やっぱり産業自体観光資源になっているということでありますと、来てもらったお客さんが、やっぱりここってくつしたの町なんだなということを感じていただける、そんなしつらえが大事になってくるんじゃないかと思います。例えば今ですと、車で広陵町に入ってくると、靴下の形をした看板があって、何となく気づく方もおられる方もいますけれども、靴下工場の周りに要するに町の中心部に向かっていけばいくほどくつしたの町感がなくなっていくんですね、工場しかないので。ですので、見て分かるようなしつらえが必要かと思います。例えばなんですけれども、よくされているところで言いますと、マンホールに靴下をあしらうであるとか、もうちょっと頑張ったら、これちょっと効率的にできるか知りませんけど、横断歩道靴下型にするとか、あとこれもありますけれども、フェンスを靴下型にするとか、やっぱり来た人が自分たちってくつしたの町に来ているんだなというのが分かるようなしつらえが非常に重要かと思います。私何かいつか、愛知県の常滑市に行ったときに、あそこはやきもののまちなわけですけれども、常滑市にあるやきものミュージアムは、LIXILが非常にお金を出してすばらしい博物館ができていて、それはそれでいいんですけど、まち全体がやきもので構成されていて、喫茶店に入ってもやきものが壁に埋まっていたりでありますとか、道にやきものが埋まっていたりとか、そういうやっぱりやきもののまちなんだなということが来た人が実感として感じていただけるようなしつらえがされておりました。そういうふうなところを本町としても検討いただければ、観光資源として靴下産業がよりクローズアップ、ピックアップというか、目立つというか、来た方に訴求しやすくなると思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  マンホールについては今、かぐや姫のまちということで、マンホールはさせていただいているかなというふうに思います。靴下、それからかぐや姫、二つの観光資源といいますか、PR資源があると思いますので、その辺りはいろいろとこれから検討しながら進めていきたいと思います。横断歩道の件は、確かに面白いなというふうには思います。例えば王寺町であれば、駅の中に雪丸の足型があるとか、何かそういうふうな形もいろいろ工夫されておるところもございますのでその辺りはいろいろと関係課と調整をしながら、できる範囲のところはさせていただきたいと思いますが、いろいろな法規制もあると思いますので、その辺りはまた議員の御提案、いろいろこれからもお待ちしております。よろしくお願いいたします。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。かぐや姫とのすみ分けというところで、記載いただいておりますような靴下ロードの周辺にかかる部分のマンホールは靴下にするとか、そういうふうな形で来た方々に訴求いただければいいんじゃないかなと思います。  そしてもう一つ整備という観点でいうと、ソフトな観点で、やっぱり観光地と言うからには、観光ルートといいますか、どういうふうに見てもらうのかということをしっかり整えていく必要もあるのではないかと思います。昨日、岡本議員からの質問にもありましたけれども、これは箸尾地域側でしたけれども、来た人が看板を見て、自分で歩いてくださいよという感じの今促し方かと思うんですけれども、やっぱり観光としてパッケージで売っていこうと思うと、いわゆるツアー化をしていく必要があるんじゃないかなと思います。私もこれちょっと考えて、観光業の方とお話ししたことがあるんですけれども、どうしても靴下は、目的地にはならないと思うんですね。例えば靴下の工場を見に行くために東京から行こうみたいな、あるいはフランスから来ようみたいなことにはならないと思うんですけれども、幸い2025年は大阪・関西万博がありまして、その大阪・関西万博に来た方々を半日を奈良県の広陵町で使っていただけると、そういうオプショナルツアーのような位置づけでしっかりとルートの開発等を進めていく必要があるんじゃないかなと思います。それを考えていくために重要かなと思うのは、まず小さく始めてみてフィードバックをいただくという部分と、その周遊ルート等に関しても開発する際にしっかりと外部の人材を登用していくということが大事かなと思います。私、今年の5月に商工会青年部のほうで、歩こう会というイベントをいたしまして、町内の靴下の工場三つを大人と子供一緒に歩いてもらうというのをやったんですけれども、子供はもちろんわいわい、きゃっきゃしながら見ているんですけれども、実は大人の方も子供の後ろですごく興味深そうに機械、物が作られている様子を見ているんですね。そういう小さな企画を打って、フィードバックを集めるというのは、すぐにでもできることかと思いますので試していただけたらと思います。  もう一つの外部の人材を引っ張ってきて意見をいただく、一緒に観光ルートをつくっていくということですけれども、昨年ですかね、一般質問をさせていただいたときに副業人材についてもコメントをさせていただきました。先ほど健康や生活、ファッションのまちにということもおっしゃっていましたけれども、やっぱりそれぞれの産業にコアなファンというのはいらっしゃると思いますので、くつしたの町としてどういうふうな観光ルートがあれば面白いかなというのは打ち出していけば考えたいなというふうに手を挙げてくる方もいらっしゃるかと思いますので、その辺外部の人材にもしっかり協力いただいて、広陵町としての観光業として靴下産業を売り出すときの観光ルートを一緒に考えてもらったらいいかと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  先日、JTBさんがみえられまして、広陵町の靴下をいろいろしたツアーを行いたいと。学生向けのツアーなんですけれども、何か靴下フックにしたそういうツアーをしたいということで御提案にみえられました。これがいいか悪いかは別として、広陵町の靴下というものを今まで、私が平成28年から携わらせていただいておりますけれども、かなりの年月、いろいろ広陵くつしたというものをPRをさせていただいてきました。その中でやはりJTBさん、もしくは今いろいろテレビ局とかも電話があるんですけれども、そういうところで靴下といえば広陵町というふうに連絡があるということは、それなりの成果があったのかなというふうに考えております。その中で千北議員の今の御提案の外部人材を登用してのやはり観光ルートの設定というところですけれども、これはもちろん外の方から見ていただいた広陵町というものをテーマにこの観光ルートをしていただくということはかなり大切なことだと思いますので、今後なりわいとともにこの分につきましては検討させていただいて、2025年までに何かしら観光ルートの設置というものもさせていただきたいと思いますし、ただ、広陵町だけではなかなか難しい部分がございます。広陵町の周辺には北葛もございますし、葛城観光協議会という協議会もございますので、その辺りを巻き込んで靴下を一つにフックにした広陵町のイベント、それからPR、それから葛城地域、それから北葛地域として何ができるのかというところも検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。ぜひともお願いいたします。  あと冒頭おっしゃっていただいたような、足育のイベントを打っていくという部分ですね。そういうコンテンツを発信していくことも非常にPR効果もあり、効果的かと思いますので、その辺りも進めていただければと思います。  万博関連で観光関連で、最後なんですけれども、もう一つ重要になってくるのが、いかに海外の方にうけるコンテンツをつくって、海外から人に来ていただくかということかと思います。もちろん国内での観光を期待をするところなんですけれども、やはり大阪・関西万博、万博というものは海外からも多く人がいらっしゃる機会ですので、そこに向けてしっかりと海外からも人を呼び込めるコンテンツをつくっていくことが非常に重要になってくるかと思います。その点、最近非常に本町は、何というか、海外とのネットワークをつくることにも積極的といいますか、よい機会がたくさんあるかなというふうに思っております。先日、皆さん御参加されました東アジア地方政府会合も一つだと思いますし、近畿経済産業局さんのほうの取り計らいもありまして、京都のフランス領事館ともつながりができたようで、先週ですかね、12月8日に在京都フランス総領事のイルマンさんが真美中にお越しになって講演もされたというところで非常にコネクションが強くなってきているのかと思います。こういう機を捉えて、例えばフランスの人に広陵町に来ていただくにはどうしたらいいのかということを一緒に考えてパッケージをつくっていく。フランスといえば、やはりパリですから、ファッションに興味がある人が来てもらえるような仕掛けづくりというのをどうすればいいのか。そしてフランスでしっかりと情報を展開していくということができれば、非常に観光が見込めるのかなと思っております。  また万博は結構、参加する機会というのも多いようでして、万博を契機とした国際交流活動の推進というものも国際博覧会協会さんのほうが実施されておりまして、例えば各国政府代表団との交流でありますとか、泊まる場所にどこかのまちを使って、要するにオリンピックでいうホストタウンみたいなものですね。そういうのにも手を挙げれば参加できるというふうにも聞いております。こういう様々な機会を活用して、海外の方に広陵町のことを知っていただく。そして海外の方に広陵町の魅力に感じている点をお伺いして、しっかりと海外の方にも訴求できるコンテンツをつくっていくというのが今の広陵町の状況であれば非常に容易に取り組めるかなと思うんですけれども、その辺りの海外の観光客への訴求という点に関してはいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  海外の人に対してどういうふうにしていくかというところですけれども、今、内閣府のほうから広陵町はこのホストタウンとか、それからいろいろな交流についてどのようにしたいかと。広陵くつしたフックとして何かできることはないのかというところで、内閣府から御連絡をいただいております。また私のほうで一応内閣府さんのヒアリングを受けることになっておりまして、何ができるのかというより、どんな方法があるのかというところからちょっと探っていく必要があるのかなというふうに思います。広陵町としてあまり広陵町の規模に応じた形でないものを手を挙げてしまうと、なかなか無理がございますので、広陵町として何ができるのか、そこでどんなことをしたら効果的なのかというところをしっかり見極めながらやっていきたいと思っております。  それと広陵くつしたにつきましてもやはり世界に発信したいということで、事業所さんの靴下を世界に発信していくためにどうしたらいいかという、ソフトと、それからハードの部分、両方備えて今検討をしておりますので、靴下のほうの世界発信についてもこのくつしたブランディングプロジェクトで検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。内閣府さんのほうから打診があったというところで、多少難しそうでもぜひチャレンジしていただければいいかなと思います。よろしくお願いいたします。  そうしたらこの一つ目質問、最後ですけれども、2025年の万博というものは、山村町長の今の任期中に訪れる大きなイベントというところで、広陵町が靴下をつくるまちというのから、くつしたの町というまちにですね、くつしたの町として知っていただいて、そして来ていただける、そういうまちに脱皮するための一つの契機かなと思いますので、その2025年に向けての町長の思いを聞かせていただけますでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) ありがとうございます。先日、議長、岡橋議員とともに、東アジア地方政府会合に行ってきまして、国際交流の重要さというのも認識がより高まったわけでございます。それを受けてやはり国際交流をするに当たっては、やはり言語の壁というのがありまして、我々の組織では非常に弱い点でございますので、栗山部長に申しておりますけれども、国際交流係というのをちゃんと位置づけた上でやはり国際交流の取組を強めていく必要があるのではないかと。万博も近づいておりますので、そういった組織から手をつけていってはどうかなというふうにも思っているわけでございます。東アジア地方政府会合で出会いましたジェトロの奈良所長さんも国際人でございますので、その方と話をしておりましたら、何か国語も話されるのかなと思いましたら、そんなにたくさん話せないんですとおっしゃっていましたけれども、トラブルがあると、それを解決するのが一番得意ですともおっしゃっておられましたので、そういった方の知見もいただきながら広陵町としても国際交流、国際交易という面を含めて取り組んでいければなというふうに思っております。本当にフランス総領事も来ていただけるということになりましたのも近畿経済産業局がマルシェをやっていただいたそのおかげでございますので、真美中に来ていただいて話をしていただいた、そのお礼の手紙を今、生徒たちがまとめてくれたのを向こうに送るそうですが、私、一枚一枚今目を通しかけたばかりです。みんなフランスへ行きたい、行きたいといっぱい書いてありましたので、国際交流というのは本当にこれからも広陵町としてもしっかり進めていく必要があるなと思います。今後も万博に向けて体制整備をしっかりしていきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) 力強いお言葉ありがとうございます。やっぱり必要があればちゃんと障壁を取り除いてやっていくという姿勢が重要かと思います。ですので、その辺しっかりと進めていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。フランス総領事が来ていただけたときの講演も非常に好評だったようで、教育委員会だよりもしっかり読ませていただきました。日本語が非常に堪能で、学生からの質問で、イルマンさん、フランス語ってしゃべれるんですかという質問があったという小話もほほえましく読ませていただきました。そういった形できっかけがあれば本当に子供たちは世界に対する窓を自ら開いていくかと思いますので、その辺りも推進のほどよろしくお願いいたします。  それでは、一つ目質問を閉じさせていただきまして、大きな二つ目ですね、使える、生きる、ふるさと納税の運用をに移っていきたいと思います。  まずもって、御答弁を読ませていただきまして、非常にふるさと納税というのは、使い方、課題になっている部分がありまして、ふるさと納税のニュースをごらんになっている方は知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、コロナ用に使いますと言って集めたふるさと納税のお金を全然違うことに使っていたりとか、普通に一般会計に入っていたりとか、知らん間になくなっていましたみたいなことが課題になっているような地方自治体もございます。しかし、本町としては、ふるさと納税に関してきちんと使うこと、そしてそれをお伝えすることが重要だということを認識されていらっしゃるということは理解いたしました。  その上でなんですけれども、ちょっと原点に立ち返って、このふるさと納税というものを広陵町としてどういうスタンスで取り組んでいるのか。その目的ですね、どういう目的をもって取り組んでいるのかという部分をお伺いさせていただけますでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  このふるさと納税につきましては、町長の答弁にもございますように、外から応援していただいて町を活性化させるというところが一番の目的でございます。それとは別に、やはり返礼品というところもございますので、町の事業所産業活性化にも寄与しているというところでございますけれども、以前からいろいろ問題になっております返礼品競争ですね、それにつきましては、以前の泉佐野のところでも一旦泉佐野でいろいろなところが過熱して停止になったときに担当と一緒に話をする機会がございまして、泉佐野の担当と話をしたところ、ほかの事業所というところはやはり販路の一つとしてかなり大きな金額になりますと、一つとして当てにしていると。ふるさと納税が全部停止になったら、たちまち衰退してしまうと、そういうふうなことも申しておられました。ですので、このふるさと納税については事業者にとって販路の一つではなく、自分たちが売る商品をつくるきっかけにやはりしていただきたいなというふうに考えております。ですので、目的としては二つ。広陵町の振興と、それから産業の振興ということになります。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。ちょっと過去の議事録等を見させていただきまして、実は、「ふるさと納税制度を利用して何が一番したいことですか」という質問を平成30年の9月議会で吉村眞弓美議員が小原事業部長にしておりまして、そのときのお答え内容が「ふるさと納税制度を利用しまして今一番したいと考えているのは、町のアピールとそれによって地域振興を手がけていきたい」というところで、組織として考え方がぶれていないということが確認できまして非常に安心をいたしました。  ちょっと一番最初にふるさと納税のことを取り上げられた坂野議員の質問から皆さんが取り上げられてきたことを議事録等で遡らせていただいたんですけれども、やっぱり当初はそもそもふるさと納税納税額自体があまり取れてませんで、どちらかというと、出血多量になってますけどどうしますかという趣旨のやり取りのほうが多くて、なかなか活用の部分、やり取りとしては出てきているんですけれども、それも大事だけどやっぱり金額がというやり取りが多かったというふうに思います。ただ、今、1億円も超える見込みだというところで、本格的にどうやって使っていくのかという部分、そしてリピーターをどうやって増やしていくのかという部分が非常に重要になってくると思います。今はある程度出血が多かったので金額を追い求めてきたのでよかったんですけれども、しっかりここから町のPRに本当につながる、地域振興に本当につながるふるさと納税の仕組みづくりが必要になってくるのではないかというふうな点を踏まえて具体的なところをやり取りをさせていただけたらと思います。  まず、ふるさと納税の使い方について、過去3年間で使ってきた事業ですね、かぐやちゃんの大きいフィギュアを設置しましたであるとか、竹取公園のコースターを整備しますというようなことをお話しいただいたんですけれども、これ、ホームページ等で公表していますというふうな答弁だったんですが、「ホームページ等」の「等」の中には広報紙も入っているんですけれども、まず広報紙は、ふるさと納税をされた方は見ないので、あまり意味がないんじゃないかなというところと、ホームページへの公表ももちろん確かに公表はされているんですけど、一投稿としてされていたと思うんですね。広陵ふるさと納税のページがあって、そのページに広陵町みどりのふるさと応援基金ふるさと納税寄附金使い道の御報告というタイトルでページがあるんですけど、そこにあるのは実際は、寄附金の受入れ実績、要するにどのカテゴリーに何件幾らあったかという部分と、寄附金使い道についてというカテゴリーでは、どういうカテゴリーが設けられているかしか公表されていないんですね。要するに見にきた方が実際広陵町はふるさと納税を使って何してくれているのかというのが分からないような状況になっているんですけれども、その辺りに対する課題意識はいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 使い道につきましては、やはり昨年寄附していただいた方に裏切るようなことはやはり決してできませんので、寄附者本人さんに夏にこういう形で使わせていただきましたということで、おはがきを送らせていただいております。皆様の寄附で今年度はこういう形で使わせていただきました。来年度もまた広陵町に御寄附をよろしくお願いしますという形でさせていただいておりますので、寄附者自体には公表はさせていただいておりますが、議員おっしゃるようにホームページで具体的な内容をしっかりと伝えられているかというところはなかなか難しいところもございますので、これについては今後検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) はがきを送っていただけているということで、一定対応はされているそうですけれども、やっぱり書いてございますとおり、ふるさと納税は税の使い道を自分の意思で決めることができる制度ということは、やはりどういうふうなことがなされるのか、なされてきたのかということをしっかりと公表していく必要があるかと思います。栗山部長、今検討しますと言いましたけれども、実は広陵町のみどりのふるさと応援寄附条例施行規則には、第6条に運用状況の公表というものが書かれておりまして、読みますよ、「第6条町長は毎年度寄附金の運用状況について公表しなければならない」とあるんですね。公表しなければならないわけですよ。幾ら入ったのかという寄附状況ではなくて、運用状況を公表しないといけないわけなんですけれども、今ホームページで運用状況が公表されていない状況は、この施行規則に書いてある条文の中身を果たせていないと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 確かにそのとおりだと思います。ただ、やはり運用状況というところもどのように見せていくかというところ、ホームページでどのように見せていくかというところを検討したいというところで、公表についてはもちろんこの規則に書いてありますので、その公表として今はがきを送らせていただいているというところでございますけれども、ただやはりホームページのほうでしっかりとこの使い道を公表していけるように、このレイアウトを検討したいというところでございます。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ぜひよろしくお願いいたします。ちなみに、はがきはプライベートな通信だと思いますので、公表、要するに公に表すことにはならないとは思います。ぜひ、ホームページで適切に一覧で見れるような形で、公表いただければと思います。  もう一つ、このみどりのふるさと応援寄附金という部分で、課題かなと思いますのは、この寄附金ですね、ふるさと納税以外も一緒くたにして入っていますよね。過去幾つか事例を見ていますと、結構前ではありますが、婦人会や商工会女性部さんのほうから頂いたかぐや姫まつりの売上金をみどりのふるさと応援寄附金に入れたりであるとか、その他、様々な団体さんからの寄附金をみどりのふるさと応援基金に積んでいらっしゃるかと思います。これ、ふるさと納税というのは、先ほどからの御答弁にもあったとおり、使い道を指定してお金を入れると。その使い道で使っていただけるということを信じて選んでいるわけなんですけれども、入ったらほかの寄附金とも一緒くたにされるというところで、入ったらお金はお金ですので、色つきで保管されているわけではないと思いますので、何に使うべきお金が幾らあるのかというものを把握し切れないと思うんですけれども、現時点でそれぞれの使い道ごとのお金の寄附状況、そして残っているお金の金額というものは把握されているんでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  ふるさと納税、先ほどおっしゃっていただいた婦人会とか、いろいろなところからの町内の人たちからのふるさと納税の納税でございますけれども、これについても広陵町のみどりのふるさと応援寄附金条例のところ、施行規則のところに事業の種類等というところがございまして、この種類等に分けて納税をしていただいておるところでございます。ですので、この分については、財政のほうでしっかりと管理をしながら、使い道ごとにちゃんと合計をさせていただいております。このベースで広陵町のふるさと納税という今現在返礼品を展開している部分についても、これがベースにあって、この規則の使い道がベースにあって、そのベースで町長にお任せなのか、それとも花讃道プロジェクトなのかというところをさせていただいているということは御理解をいただけたらと思います。  その中で、金額なんですけれども、金額についても把握はしておりまして、使い道ごとの把握なんですけれども、ちょっと合計をふるさと納税の分と、それから各それぞれ寄附金の分の合計がなされていませんので、合計金額というのはちょっと今申し上げることはできないんですけれども、後日資料でまた御提示をさせていただいたらと思うんですけれども、実際令和3年度の11月までのところで、新型コロナウイルス、それから住み続けたくなるまちであるとか、いきいき健康福祉のまちづくりであるとかいうところに頂いた分につきましては、これごとにさせていただきたいというふうに考えております。  令和3年の10月からは、花讃道プロジェクトが入ってきておりますので、この辺りについては花讃道プロジェクトと、それから今までに分けられていたものを全て町長にお任せというところで合計させていただいて使わせていただきたいと思っておりますので、その辺りはしっかりと皆さんの御寄附のときに選んでいただいた状況で使わせていただこうというふうに考えております。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ありがとうございます。今るる御答弁されましたけれども、やっぱりそれを公表できるように整理してできていないというところがやはり大きな課題かなと思います。本来であればというか、ほかの自治体さんでしっかり使い道を公表されている事例を拝見しますと、この事業をしました、この事業のお金はこのカテゴリーのお金の部分から出しましたよと、金額とかは書かれているところ、書かれていないところとありますけれども、しっかりひもづけてあることが分かるような形で公表されていらっしゃいます。そういうアウトプットができるということは中でもそういうふうな管理をされているということですので、やはりしっかり用途を分けて、募っているわけですから、出すときにもこういう用途から使いましたということを明示すべきかなと思いますので、その辺り御対応よろしくお願いいたします。  もう一つ、今、部長からの御答弁でありました花讃道プロジェクト等ですけれども、ふるさと納税寄附金使い道ですね、ふるさとチョイスやそれぞれのポータルサイト等で窓口があるかと思うんですけれども、その用途って何回かふるさと納税が始まってから変わったり、そもそもなかったところからできたり、変わったりしてると思うんですけれども、今おっしゃっていただいた事業の種類等の施行規則の第3条の項目自体は、平成20年9月30日、要するに一番最初に、このみどりのふるさと応援寄附金寄附条例ができたときから全く触れていないんですね。これ非常に違和感がありまして、花讃道プロジェクトとかは何かこじつけようがあると思うんですけど、新型コロナウイルスの対応のための使い道とかいうのは、どう考えてもこの生活安全事業から地場産業支援事業、そして教育子育て支援事業というところまで分かれているんですけれども、なかなかここに当てはまらないような気がしています。ここに関しては、この制度ができた当初から関わっていらっしゃる山村町長にこの平成20年度に制定した規則が変わらないまま運用されていて、もちろんしっかり設けている使い道に関して誠実に使いましたというのは、お金の出入りを見たら分かることではありますが、ルールとしてしっかりそこの対応を行われていないということは非常に課題かなと思うんですけれども、その辺りいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 山村町長! ○町長(山村吉由君) 御指摘ごもっともだと思います。もともと寄附、ふるさと納税そのものにあまり力を入れていなかったというのも原因にあるかと思いますが、今、ふるさと納税の意義、しっかり踏まえて取り組んでいる関係で、寄附額もどんどん増えてきているわけですので、なおさら使い道、しっかり公表するという責務が我々にあると思います。お金が足りないから、そのふるさと納税を使えばいいわということではなしに、やはりふるさと納税の趣旨をしっかり踏まえた取扱いをしていかなければなりませんので、今いただきました御意見、御指摘事項について、適正に事務執行するように、また担当と協議をさせていただきたいと思います。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ぜひともよろしくお願いいたします。やはりこのルールをきちんと整備をしているからこそ、人が変わっても、体制が変わってもしっかりと応援され続ける広陵町のふるさと納税にしていくことができると思いますので、その辺り条例の文言の見直し、施行規則の点検等を行っていただけたらと思います。  そうしたらその出入りの管理の部分はその辺りにさせていただいて、最後に、今後どういうふうな使い道を設けていけばいいのかというところを少し意見交換をさせていただけたらと思います。  今、花讃道プロジェクトというところと町長にお任せという今大きな二つに分けられておりまして、これ自体は別によいのかなと思います。ただ、私の質問書にも書かせていただきましたが、やっぱり効果が分かるような項目というものもあるべきかなと思っておりまして、例えばこれ一つの事例でありますけれども、島根県の雲南市という、ちょっと遠いというか、はっきり言って田舎のまちがあるんですけど、同じぐらいの田舎のまちがあるんですけれども、そこでされているふるさと納税の使い方が非常に面白くて、手上げ方式でプロジェクトを募ってそれに対してふるさと納税を充てていくのをされているんですね。本町でいうと、広陵まちづくり活動チャレンジ提案事業補助金というのがありまして、これが手上げ方式で頑張っていらっしゃる団体さんに補助金を出すというのですけれども、このスキームにふるさと納税を乗せていくことができれば、もっと多くの金額を各団体さんには補助できる可能性が高まりますし、各団体さんの活動も非常に外からも注目していただける、応援していただけるような形づくりができるかと思うんですけれども、こういう手上げ方式のプロジェクトふるさと納税として募っていくような形の使い方というのはいかがでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 失礼いたします。  私も雲南市に行かせていただきまして、雲南市の取組は現場でいろいろと見させていただいたことがございます。やはり雲南市というところは、幸雲南塾という塾を持っておられまして、いろいろな人たち、NPOの人たち、それから地域活動の人たちがたくさんおられるところでございます。手上げ方式、確かにこれもいいところだと思いますので、ただ、チャレンジ補助金につきましても、今回使い方、今後の運用をどのようにしていくのかという課題もございますので、それと一緒にふるさと納税の活用も含めた部分で、これが町外の方、寄附者に応援していただけるような使い道なのかどうかというところもしっかりと検討させてもらいながら進めていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) ぜひともよろしくお願いいたします。  やっぱり自治基本条例も広陵町制定されたというところで、行政側からトップダウンで何か事業を仕掛けていくというのではなくて、住民さんがやりたいこと、チャレンジしたいことを後押しできる自治体になっていくことが人口が減っていく、財政的にも厳しくなっていく中で、町の活力を維持し続けるために必要かと思いますので、その辺りの仕組みづくりをよろしくお願いいたします。  最後、もうちょっと時間がありますので、ふるさと納税の使い方として、町内トイレピカピカ作戦というものがありましたけれども、これ、やはり讃岐神社のトイレがなくなった非常に不便でして、整備するのにちょっと充てていただけないかなと思っております。先日、ちょっと讃岐神社でマルシェをさせていただいたんですけれども、そのときはわざわざ仮設トイレを2基設置をさせていただきまして、その上で事業を実施いたしました。やっぱりあそこで何か人に滞留してもらおうと思うと、トイレがないことにはいかんともしがたい部分がありまして、その辺り、トイレピカピカ作戦ですね、讃岐神社にも、もうトイレないですけど、何か措置いただけますでしょうか。 ○議長(吉村裕之君) 栗山地域振興部長! ○地域振興部長栗山ゆかり君) 去年に讃岐神社のトイレを撤去させていただいた関係もございますので、これが本当に必要かどうかというところは地域の皆様と相談しながら検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(吉村裕之君) 千北議員! ○3番(千北慎也君) よろしくお願いいたします。  2025年の大阪・関西万博から、そしてふるさと納税を活用してのまちづくり、そして地場産業の振興という点、多岐にわたって御質問させていただきました。まだまだ広陵町のにぎわいをつけていくための仕掛けづくりはできるかと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。  以上で、一般質問を終えさせていただきます。 ○議長(吉村裕之君) 以上で、千北議員一般質問は終了しました。  以上で、本日の議事日程は全て終了しましたので、本日は、これにて散会します。     (A.M.11:00散会)...